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 人には趣味や楽しみがあったほうがいいと思いますが、それをなかなか見つけられない人もいます。僕自身は、バイクに出会って本当に良かったと思っています。バイクでケガもしたし、バイクで海外のレースに出たりして散財した結果の苦労なども体験していますが、その対価は十分以上に受け取ったと思っています。

 大衆紙やテレビなど、一般のメディアでもバイクはよく紹介されますが、僕の視点から見ると、そこで語られることのなかには、バイクの本質とはずれているものも多いように思います。バイクを所有したい、いいバイクを所有して自慢したい、それはそれで楽しいものです。憧れの恰好いいバイクに最高のファッションで乗る……そんな夢を叶えるのは素晴らしいものです。しかし、バイクだけでなく「バイクに乗ること」を楽しんでいる人や、スポーツライディングをするライダーなら、バイクというハードだけでは得られない喜びを知っているはずです。バイクをもつだけではなく、バイクに乗って初めてわかること。広大な世界にただ1人身をおいて気づくこと。今の季節、緑の香りを嗅ぎ、木漏れ日のモザイクの下を走る喜び。

 そんなバイクの喜びは、じつは免許の有無とか、バイクの排気量の大小や年式とかとはあまり関係のない話です。もちろん公道でバイクに乗りたい、旅に出たいと思ったら免許は必要ですが、免許がなくても楽しめる、スポーツとしてバイクの世界があります。僕は、「バイク=免許」という常識が一般的になっている日本では、その誤解のために多くの人がこの喜びを体験できないでいることが残念でなりません。

 今回の特集は、定期購読の多い本誌読者にはつまらない話かもしれませんが、もっと多くの人にバイクが与えてくれる喜びを伝えたくて作りました。ぜひ、バイクに興味を持ちそうな人に見せてもらって、仲間を増やしてくれると嬉しいです。また、バイクに乗っていても、これまでの遊び方に退屈してしまっている人にも読んでもらえれば。

 バイクに乗るのは決して快適なことばかりじゃないですが、それだけに「こんなに素晴らしいことがあったのか!」と思える至福の瞬間にも多く出会います。

 とくにダートバイク・ライディング、スポーツライディングの世界には、最高にきつくて、辛くて、でも、反対にとても官能的な瞬間があります。

 僕は「なにか本当に面白いことないかなあ」と退屈している人に、ぜひこの世界を体験してもらいたいと思っているのです。ただ体を休めるだけの週末でなく、目をキラキラさせて「早く週末が来ないかなあ」と思えるような喜びを知って欲しいと。

 そんな特集を巻頭においたVol.52は5月15日発売です。
 もちろん、特集以外の記事も! 詳細は下記をご覧ください。
 お求めは弊誌販売協力店、全国書店、もしくは弊社オンラインショップ・BAJABROTHERS.COMから。
 お得な定期購読も受け付けております。

宜しくお願い申し上げます。

FRM 三上

 

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